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ネイリストの仕事内容や一日の流れ、年収・給与は?ネイリストを目指せる専門学校が徹底解説

これからネイリストを目指す方が知っておきたいことはたくさんあるでしょうが、まず知っておきたいのが仕事内容や1日の流れ。具体的に自分が働いている姿をイメージするためにも、知っておくことが大切です。

 

今回の記事では、ネイリストが覚えておくべき仕事内容や1日の流れはもちろん、気になる給料についてもご紹介します。もし本気でネイリストになりたいと思っているのなら、ぜひ月収や年収などの給与についても事前に確認しておきましょう。ネイリストになった気持ちで最後までお読みいただけると幸いです。

 

 

ネイリストの仕事内容

ネイリストの仕事内容はいくつかあるのですが、大きく分けると4つあります。その内訳は「カウンセリング」「ネイルケア」「ネイルアート」「ハンドマッサージ」。なかでも、ネイルケアとネイルアートは仕事の主軸となるため、それぞれ具体的に何をするのかを知っておくことはとても大切です。それでは1つずつ見ていきましょう。

 

カウンセリング

カウンセリングというのはお客様の疑問や質問に答えるために必要な仕事です。初めてネイルサロンなどにご来店されるお客様はわからないことだらけです。専門知識や専門技術を持つネイリストがお客様の疑問や不安を解消しつつ、要望を聞き出します。

 

お客様ごとに手や爪に関する悩みも違うのはもちろん、どのようなネイルにしたいのかも違ってきます。それらの希望を聞くためには適切なコミュニケーション能力も必要となってきます。このカウンセリングによってお客様に安心していただかなければならないため、単にネイルのスキルだけではなく、接客のテクニックなども大切です。

 

ネイルケア

お客様の爪の健康を保つのがネイルケアです。さらに「キューティクルケア」「ファイリング」「バッファリング」「リペア」の4つに分かれます。

 

キューティクルケアとは爪と皮膚の間にある甘皮を処理すること、ファイリングは爪の長さや形を整えること、バッファリングは仕上げのことをそれぞれ意味します。なかには、爪が割れてしまったことで治療を目的にネイルサロンに通われるお客様もいらっしゃいます。その場合はリペアといって爪の修復をすることも必要になってきます。

 

ネイルアート

ネイルアートというのはお客様の爪の美容を作る仕事です。ネイルアートにも実は仕事が3つほどあり、主に「カラーリング」「ジェルネイル」「スカルプチュア」などがあります。これらもネイリストに求められる仕事の基本となります。

 

なお、カラーリングとは文字通りお客様の爪にマニキュアを塗って着色していく仕事となります。そのほか、ジェルネイルはジェルを用いてネイルをデザインしていくこと、スカルプチュアはアクリルなどの素材を使って爪に長さを出すことを指しています。お客様によって何を求めているかが大きく違うので、これらの仕事をする上ではお客様の立場に立って考えていくことが大切ですね。

 

ハンドマッサージ

ネイルを際立たせるためには美しい手から作っていくことが重要です。そのため、ネイルサロンの多くはハンドマッサージなども提供しています。ネイリストは爪に装飾をする仕事ですが、ハンドマッサージが上手なネイリストほど重宝されるのも事実です。

 

実際にマッサージのスキルを磨くことで、お客様の手元を美しく演出できるだけではなく血行不良などの改善もサポートできます。ネイルサロンによってはハンドマッサージをする人材はほかに採用していることも多いですが、ネイリストが兼任することもあるので、頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

 

 

ネイリストの勤務時間

ネイリストの勤務時間は働くお店によって大きく違います。業界の傾向としては、9時~21時営業のサロンが多く、ほとんどのネイルサロンはシフト制にしており、週に1~2日ほどお休みをいただくということが一般的です。お店によっては完全週休二日制のところもあれば、月に8日分のお休みを確保できるところもあるため、ご自身が働くネイルサロンはどうなのかを確認しておきましょう。

 

なかには、自由にお休みが取れるお店もあるので、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

 

 

ネイリストの1日の流れ

ネイリストはネイルサロンなどのお店に勤めるケースが多く、大抵はシフト制になっています。「早番」と「遅番」で勤務することが多いので、早番と遅番の方に分けて1日の流れを追ってご紹介します。働く姿をイメージしながら確認してみましょう。

 

~早番での1日~

○9:30 早番出勤
早番では開店の30分~1時間前に出勤します。開店までは、掃除をしたり道具を点検したりします。汚れていたり壊れていたりする場合はこの時間に手入れしましょう。そのほか、この時間にアロマを焚いたり照明を調整したり音楽をかけたりと、お客様がリラックスできる空間を演出します。

○10:00 開店
開店後は予約に沿って施術を提供するほか、飛び込みのお客様に対応します。平均してお客様1人当たり40分~1時間ほどを要するので時間管理が大切です。

○14:00 休憩
予約状況によって変わるものの、余裕がありそうな場合は適度に休憩も取ります。

○15:00 サロンワーク
飛び込みの方も予約のお客様もいない場合は、サンプルチップの作成やメッセージの対応をします。売上入力や材料発注などもこの時間に済ませておくことが多いです。

○17:00 施術
お客様がいらした場合は引き続き施術を提供します。平均すると1日3人~4人のお客様を担当することが多いでしょう。この時間から仕事終わりの社会人の方や学校終わりの学生の方が増え始めます。

○19:00 早番退勤
早番は徐々に引継ぎを行い、明日の予約などを確認して退勤します。

 

~遅番での1日~

○13:00 遅番出勤
遅番ではすでに開店しているお店に出勤し、そのまま施術に入ります。この時間はお客様も落ち着くことが多いため、サロンワークなども兼任したりします。

○16:00 休憩
夕方以降は仕事帰りや学校帰りのお客様が多くなるため、その前に休憩を済ませておくのが普通です。軽い夕食などをこの時間で済ませます。

○17:00 施術
引継ぎをしつつお客様に施術を行い、引き続き仕事を進めます。この時間帯は予約のお客様だけではなく飛び込みのお客様も多くなるため、忙しくなりやすいです。

○21:00 閉店
最後にお店を閉めて閉店となります。片付けや掃除を行うほか、明日の予約なども確認して準備を進めます。

○22:00 遅番退勤

ネイリストの給料・年収

ネイリストの気になる給料は、平均して年収300万円前後とされています。20代の間は200~240万円が平均で、30代になってようやく300~360万円ほどに上がってきます。しかし、40代の平均では220~260万円となるため、年功序列で上がっていく一般の仕事とは若干異なります。

 

また、店長などの役職に就けば年収400~500万円ほどにもなるほか、オーナーとなって経営する側に回るのかでも違ってきます。一方、ネイリストは独立開業をしてフリーランスになる人もいるため、平均はあまり参考になりません。いずれ自分のお店を持ちたいと考えている方は、給与に左右されることなく、自分が理想とするネイリスト像を描いていきましょう。

 

 

まとめ

ネイリストはお客様の手や爪を健康にしつつキレイにする仕事です。その仕事内容はカウンセリングからネイルケア、ネイルアート、ハンドマッサージまでに及びます。それぞれの仕事ごとにさらに細分化されるため、覚えることはたくさんあるかもしれません。

 

ただ、1日の流れを把握して仕事に慣れてくればだんだんと魅力ややりがいも感じられるようになります。この記事で、ネイリストになりたい方が少しでも前に進めることを願っています。

 

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