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ヘアメイクアーティストになるには?ヘアメイクアーティストを目指せる専門学校が進路・仕事内容・資格などを徹底解説

ヘアメイクアーティストはモデルやアイドルなどの芸能人あるいはおしゃれを楽しむ一般人の方たちにヘアメイクを施す職業です。しかし、実際にヘアメイクアーティストになるにはどうすれば良いのかわからない方も多いかもしれません。

 

今回の記事では、ヘアメイクアーティストになりたい方に向けて、知っておきたい仕事内容や資格、向き不向き、キャリアなどについてご紹介いたします。ヘアメイクアーティストになるにはどうすれば良いのかをわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ヘアメイクアーティストとはどんな仕事?主な仕事内容

ヘアメイクアーティストの仕事内容は無数にあるのですが、メインとなるのはヘアスタイリングとメイクアップです。海外ではヘアスタイリングとメイクアップは区別されることが多いのですが、国内では基本的には分業されていません。

 

そのため、ヘアメイクアーティストがどちらも担うことが多いです。つまり、ヘアスタイリング・メイクアップ両方の知識と技術が必要となります。それだけではなく、ヘアメイクアーティストは美しさを演出する仕事なので、ドレスや着物の着付けを求められることもあります。つまり、仕事内容は美しさに関すること全般となるわけです。

 

その対象となるのも芸能人だけではなく一般のお客様も含まれるため、いかにお客様が求めている理想に近づけるかが求められる仕事となります。

 

ヘアメイクアーティストの就職先・活躍の場

ヘアメイクアーティストはヘアサロンに就職・転職する人もいますが、ヘアメイク専門のプロダクションに勤める人も多いです。ヘアメイク専門のプロダクションはモデルやアイドルはもちろんタレントなどを担当することもあり、憧れの職場の1つとなっています。

 

そのほか、ヘアメイクアーティストは一般の方向けのヘアサロンに勤めることも多いだけでなく、エステサロンやブライダルサロンで働く人もいます。さらには化粧品やコスメのメーカーを職場にする方も多いです。

 

よりテクニックが身についてくれば、プロのヘアメイクアーティストとしてフリーランスとなったり独立開業したりする人もいます。

 

ヘアメイクアーティストの雇用形態・働き方

ヘアメイクアーティストはプロダクションやヘアサロンなどどこかに所属して働く人と、自分自身の力だけでどこにも所属せずに働く人の2種類がいます。それによって雇用形態が大きく異なり、働き方も違ってくるでしょう。

 

多くのヘアメイクアーティストが在籍する組織で働けば、福利厚生や社会保障が充実しているのはもちろん、実績や経験も磨きやすいです。その一方で自分の思い描く仕事ばかりではなく、地味で大変な仕事も多く任されることになります。

 

逆に、フリーランスや独立開業などで働けば、自分の腕1つで成り上がれる可能性もあります。特に指名がたくさん入るほど人気を獲得すれば、勤め人の何倍も売れるチャンスがあるでしょう。ただ、どこにも属さない場合は依頼も不安定であり、人気が出なければすぐに立ち往生となるケースもあります。

 

ヘアメイクアーティストの勤務時間・休日・生活

ヘアメイクアーティストの勤務時間としては、不規則かつ長時間になりがちです。どうしても現場ごとにスタジオ入りする時間が異なりますし、ミーティングが深夜になることもあります。また、最初は見習いから始まることが多いため、アシスタント時代は仕事が終わってからも練習の日々となります。

 

道具の準備や手入れはもちろん、常に流行を勉強してトレンドを取り入れるなど、常に変化と進化が求められるからこそ覚悟を持つことが大切です。職場によっては1日に数本以上のヘアメイクを担当することもあるため、多忙な生活になることは覚悟しておきましょう。

 

ヘアメイクアーティストの給料・年収

ヘアメイクアーティストの気になる給料については、プロダクションやヘアサロンによって大きく異なります。平均してアシスタント時代は月収が10万円前後ということもあり、スキルを身につけてようやく月収20~30万円となります。

 

実績や経験がものをいう世界なので、テクニックを磨くほど年収も300~400万円ほど狙えるようになるでしょう。職場によっては担当するお客様が増えるほど、歩合制で給料も高くなることもあります。

 

そのほか、フリーランスや独立開業している方は仕事の依頼が入れば入るほど収入が増えるのが特徴で、なかには年収1,000万円以上の収入になる人もいます。

 

ヘアメイクアーティストの魅力・やりがい

ヘアメイクアーティストは自分のセンスを活かして働けるため、新しく覚えたスキルや見たこともないテクニックを身につけたときには自信も溢れてくるでしょう。さらに、それをお客様に認めてもらったときには、何にも代えがたい嬉しさに包まれます。それがこの仕事の大きな魅力です。

 

ただ、自分よがりな施術ではなくお客様が求める施術を提供しなくてはならないため、自由にやって良いということではありません。大切なのはお客様が求める「理想の美」を一緒に追求していくことです。そこにやりがいを感じる方も多いです。

 

 

ヘアメイクアーティストになるには

ヘアメイクアーティストになるには具体的に何から始めればいいのでしょうか。これに関しては無数のルートがあるものの、学生の方の多くは美容系専門学校で学ぶところからスタートすることが多いです。

 

美容系専門学校でヘアスタイリングやメイクアップについて学び、最終的にはヘアメイクのプロとしてプロダクションやヘアサロンに入るというのが王道のルートです。いきなりフリーランスとなったり独立開業したりする人はほとんどいないため、まずは学校で学んでから下積み時代を重ねていくのがおすすめです。

 

ただ、そのためには美容師資格なども必要となるため、最低限必要な資格についても学校に通いながら取得できるよう計画していきましょう。

 

美容系の専門学校やスクールに通う

ヘアメイクアーティストを養成する教育機関は多々あるのですが、その多くは美容系専門学校に入学します。特に、美容系専門学校であれば2年で必要な知識や技術を学べるため、最短で2年あればヘアメイクアーティストとして活躍できます。

 

▼ヘアメイクアーティストの学校・学費

 

ヘアメイクアーティストの学校に関しては全国各地にあるため、自分が通ってみたい専門学校を見つけておくと安心です。特に、一度は聞いたことがある名門から新進気鋭の学校まであるため、自分が学びたい学校を見つけるのが先決です。

 

学費は平均して100~150万円ほどですが、そこに教材や道具などを合わせると200~300万円ほどはかかります。入学金のほかにも授業料や施設利用料、実習費などもかかるため、300万円前後で考えておくことをおすすめします。

 

専門学校やスクールに通わずにヘアメイクアーティストになれる?

学校への通学が難しいということなら、通信課程で学ぶことも可能です。ただ、美容師資格を取得するためには厚生労働省が許可している学校で最低2年、通信課程であれば3年学ぶことが条件となります。そのため、学校に通わずにヘアメイクアーティストになりたい場合は、最低でも3年かかることを計画に入れておきましょう。

 

学校も昼間部だけでなく夜間部もあるため、社会人の方が美容師資格を取得したいということならそちらも検討してみると良いかもしれません。

 

 

ヘアメイクアーティストの資格について

ヘアメイクアーティストになるためには、国家資格の美容師資格が必須です。そのほかにもドレスや着物などの着付けに関する資格や色彩検定などの資格が必要となるでしょう。それら民間資格を合わせて持っておくことで、よりみんなから重宝されるヘアメイクアーティストになれます。

 

ただ、あくまでも美容師資格は登竜門というだけであって、そこからヘアメイクアーティストとして成功できるかは努力次第なところが大きいです。特に国家資格を持っていても最初はアシスタントから始まることが多いため、日々勉強して役立ちそうな資格は取っておくなど、自分磨きが必要となります。

 

 

ヘアメイクアーティストへの向き不向き こんな人は向いている

ヘアメイクアーティストは美を追求する仕事のため、常に美容の世界に興味を持っている方に向いています。単に自分が思い描くものを提供するだけではなく、お客様から求められていることを提供しなくてはならないため、日々、練習が必要です。

 

つまり、ヘアメイクアーティストになったからといって立ち止まるのではなく、むしろそこがスタートだと思って挑戦していける人に向いている仕事となります。ヘアメイクアーティストは肉体的にも精神的にも大変な仕事だけに、単に好きという気持ちのほか「絶対にヘアメイクアーティストとして活躍したい」という意志も大切です。

 

 

ヘアメイクアーティストのキャリアプラン・キャリアパス

ヘアメイクアーティストは普通の仕事とは違い、アシスタントとよばれる見習いから始まることが多いです。いわゆる下積み時代というもので、最初はプロのヘアメイクアーティストのサポートをしながら現場の仕事を学んでいきます。

 

美容師資格などを取ってゴールだと思っている方は、むしろそこから勉強の日々が始まると考えてキャリア形成をしていきましょう。そうして一人前のヘアメイクアーティストになれたとき、初めてプロとよばれる存在になれます。

 

ただ、そこで終わりではなくフリーランスや独立開業も目指せるのがヘアメイクアーティストの魅力の1つです。その一方、プロダクションの役員やヘアサロンの店長になるなど豊富なキャリアもあるため、自分がどんなヘアメイクアーティストになりたいかを想像することが大切です。

 

 

ヘアメイクアーティストは何歳まで目指せる?

ヘアメイクアーティストに年齢制限はないものの、プロを目指す人の多くは10~20代の学生に偏っています。美容系専門学校で最低でも2~3年学ぶことはもちろん、下積み時代を考えると、目指すのは早いに越したことはありません。

 

もちろん、社会人になってから目指す人もいるので、30代でも40代でも諦めなければヘアメイクアーティストになれるチャンスは十分にあります。まずは年齢に関係なく本気で目指したいかどうか、その気持ちに従ってください。

 

 

まとめ

ヘアメイクアーティストになるには美容師資格などの国家資格のほか、民間資格も取得しておく必要があります。しかし、それだけではなく現場に出て、アシスタントとして働きながら成長していくことが必要です。

 

なお、ジェイ ヘアメイク美容専門学校の美容師科では、それらヘアメイクアーティストに必要な教養を学べる環境が整っています。本気で夢を目指したい方は、実績や経験のある専門学校で学んでみてはいかがでしょうか。

 

まずは進路を明確にするためにも、自分が目指したい理想のヘアメイクアーティスト像を描いてみましょう。