2021.06.07

美容師には資格が必要？美容師を目指せる専門学校が必須の資格や取るべき資格を徹底解説

美容師として働くのなら、厚生労働省が認定している学校を卒業した上で国家試験に合格しなくてはなりません。合格率は毎年変動するものの60～80％が平均であり、誰もが簡単に取れる資格ではありません。しかし、美容師として働くなら国家資格が必須のため、必ず取得しましょう。

今回の記事では美容師に必須の資格と持っておいた方が良い資格をご紹介しながら、その詳細についても解説します。美容師資格だけあれば良いということでもないため、より高みを目指す場合はさらなる勉強が待っていると覚悟しなくてはなりません。

まずはどのような資格が必要なのかを見ていきましょう。

美容師に資格は必要？

美容師には国家資格が必要です。お客様の髪や肌に直接触れる仕事でありながらハサミやカミソリなども扱う仕事のため、国が許可を出した美容学校で学ぶ必要があります。つまり、美容師になるためには、美容学校で2～3年ほど学び、その上で国家試験に合格しなくてはならないのです。

美容師に必須の資格

美容師として働く際には、美容師国家試験を受けなくてはなりません。これらの国家試験は年に2回ほどあり、筆記試験と実技試験をクリアする必要があります。筆記試験では関係法規や制度、衛生管理、保健、香粧品化学、文化論および美容技術理論、運営管理について問われます。実技試験は二段階に分かれており、第一課題がカッティング、第二課題がセッティングで評価されるのが特徴です。これらをクリアして、初めて合格となります。

また、美容師国家資格は国の定める美容師養成施設を卒業した学生でなくてはなりません。その条件は昼間課程と夜間課程であれば2年以上、通信課程であれば3年以上となっています。つまり、美容師になるには美容師養成施設でそれらの課程を修了しなくてはならないのです。その上で試験に合格しなくてはならないため、ハードルは低くありません。

美容師が持っておいた方が良い資格

美容師には国家資格さえあれば就職・転職が可能ですが、そのほかにも持っておくと便利な資格があります。たとえば、将来的に自分のヘアサロンなどを持ちたいと考えている方は、管理美容師の資格があると有利ですね。特に2名以上働く美容室や美容院には管理美容師が1名以上いないといけないため、管理美容師の資格があるだけで重宝されます。自分自身が経営者になる場合も必須の資格となるため。独立開業やフリーランスになることを考えているなら取っておきましょう。

さらに自分のセンスだけではなく、色を操るプロとして色彩検定を取得しておくのもありです。色彩検定は権威ある資格として理論に裏付けされた知識や技術を習得できるため、特にヘアカラーなどに興味がある方は取っておきたい資格ですね。

そのほか、美容師と同じく国家資格の着付け技能士の資格もおすすめです。美容師は成人式や卒業式や結婚式など人生でとても大切なイベントに関わることもある職業なので、それらにトータルで対応できる美容師となれば活躍できる場もより広がります。併せてお客様の美しさをトータルでサポートできるよう、ネイリストやメイクアップアーティストの資格などもあるとさらに自分の成長につながるはずです。

美容師が資格を取っておくメリットは？

美容師は国家資格が必要な職業となるため、資格は必須となります。単に資格があることでスキルの証明になるのはもちろん、就職や転職でも有利になります。特に美容師資格があれば津々浦々の美容室や美容院で働くことが可能です。まさに手に職を付けるという意味で、美容師資格を取得しておくこと自体が魅力といえるでしょう。

また、美容師資格以外の資格を持っておくことで自分磨きにもなります。前述した管理美容師があれば自分のお店を持つ際に便利ですし、色彩検定があれば色を扱うテクニックも身につきます。さらに、着付け技能士やネイリストやメイクアップアーティストの資格があれば、単なる美容師としてだけではなく美容のスペシャリストとしての存在価値も増します。

美容の道でプロフェッショナルを目指すなら、より多くの資格は持っておいて損はありません。

美容師の資格は独学でもとれる？

美容師は原則として国が定める美容師養成施設で2～3年以上学ばなくてはなりません。それらの課程を修了して初めて美容師国家試験に挑戦できます。そのため、原則としては美容師を目指せる教育機関に通うのがベストです。

ただ、そのほかの美容に関する資格を取得する場合は、通信講座で挑戦してみるのも良いでしょう。たとえば、前述した色彩検定などは通信講座なども充実しています。そのほか、国家資格を必要としないネイリストやメイクアップアーティストも通信講座が充実しているため、国家資格以外は通信講座で取っておくのが賢い方法となります。

まとめ

美容師になるためには国家資格が必要です。その国家資格は美容師養成施設で2～3年学び、その上で国家試験に合格した人のみが取得できるものとなっています。本気で美容師を目指すなら国家資格は絶対に取得しなくてはならないため、当面の目標は国家資格の取得となります。

ただ、そのほかにも持っておきたい民間資格があるため、そちらも併せて取得して美容師としてのレベルアップを図ってみてはいかがでしょうか。ちなみに、ジェイヘアメイク美容専門学校の美容師科では美容師に必要な情報を学べるだけでなく、基礎から応用まで学べます。

まずは自分の将来を描きながら進路を決めていきましょう。