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メンズ美容市場が拡大中!美容師として活躍するために必要なこととは?

「手に職をつけて、人をおしゃれにする仕事に就きたい」。そう考える若者が、いま増えています。なかでも勢いがあるのが、メンズ、つまり男性向けの分野です。

髪型やスタイリングにこだわる男性は、街でもぐっと目立つ存在になりました。市場はどれくらい伸びているのでしょうか。この記事では、メンズ美容市場が伸びている理由やどのような美容師が求められているのか、メンズ分野で活躍している美容師について解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

  1. メンズ美容市場が伸びている2つの理由
  2. メンズが美容室に求めるもの
  3. メンズ美容師を目指すメリット
  4. 男性も女性もメンズ分野で活躍している
  5. メンズ美容室で選ばれる美容師へ一歩を踏み出そう

メンズ美容市場が伸びている2つの理由

男性が髪や肌にお金をかけるのは、もう特別なことではありません。どれくらいの伸びなのか、2つの角度からのぞいてみましょう。

理由1:男性用化粧品の市場が1,330億円に

男性向けの化粧品やヘアケア、エステなどを合わせて「メンズビューティー市場」と呼びます。その広がりが分かりやすく表れているのが、男性用化粧品の市場規模です。男性用化粧品市場は、2024年度で1,330億円にのぼります化粧品市場全体の5.2%を、いまや男性が占めているのです。ほんの10年前には想像しにくかった構成比といえます。

男性の美容に対する意識の高まりは、もはや一時的なブームではなくすっかり定着した流れだといえるでしょう。売り場の変化も、メンズ美容ブームを裏付けています。ドラッグストアの棚でもネット通販の画面でも、男性用のシャンプーやスキンケア、日焼け止めまでがずらりと並ぶようになりました。商品を手に取りやすい環境が整うなか、男性の美容への関心や化粧品の利用も幅広い年代に広がっています

 

理由2:美容室に通う男性の年代と目的が広がった

変わったのは数字だけではありません。店を訪れる男性の年代や利用目的も、ここ数年で広がっています。現在では10代から中高年まで幅広い年代の男性が美容室を利用し、カットだけでなくパーマやカラーを選ぶ人も増えています。

そのきっかけのひとつは、オンライン会議の広がりです。オンライン会議で画面越しに自分の顔を見るうちに、髪や肌が気になるようになった男性もいます。白髪をぼかしたい、眉を整えたいといった相談も、いまでは珍しくありません。受け皿となる美容室も増え、その数は全国で27万軒を超えています。

「短く切るだけ」から「なりたい自分になる」へと、男性が店に求めるものは大きく変わってきました。背景にあるのは清潔感への意識の高まりです。見た目がそのまま印象や評価につながる時代であり、就活でも仕事でも、身だしなみを整えることが一般的なマナーになりつつあります。

 

メンズが美容室に求めるもの

では、男性はどんな気持ちで美容室の椅子に座るのでしょうか。求める「スタイル」と「お店の雰囲気」に分けて見ていきます。

 

求められるスタイル

人気を集めているのは、まねしやすいトレンドスタイルです。前髪を中央付近で分けるセンターパートや、サイド・襟足を短くしてトップへグラデーションをつけるフェード。毛束をねじって動きを出すツイストパーマ、ふんわりと丸みのあるマッシュショートなどが定番として支持されています。ゆるいパーマで動きを足したり、カラーで印象を変えたりと、選べる幅は年々広がっています。

SNSでは、ビフォーアフターの動画が毎日のように流れ、スマホの画像を見せながら「この髪型にしてほしい」と来店する男性も珍しくありません。彼らが求めているのは、仕事で浮かない清潔感と、休日に楽しめるおしゃれの両立です。それを一度のカットに込めているのですから、美容師に託される期待は決して小さくありません

もうひとつ重要なのが、家に帰ってから自分で再現できるかどうかです。ワックスで束感を出すのか、ジェルでツヤを出すのか、仕上げ方ひとつで印象は大きく変わります。だからこそ、自宅でのセットの仕方まで教えてくれる美容師が選ばれます。技術のある美容師ほど、この点を丁寧に押さえているものです。

そして、すべての土台となるのが「似合わせ」です。顔の形、髪の生えぐせ、ふだんのスタイリング習慣。これらを踏まえながら、その人だけの正解を対話のなかから探し当てていきます。

 

求められる店の環境

スタイルと同じくらい大切なのが、店のつくりです。男性客を歓迎する美容室は、まず料金の見せ方から違います。カットの価格や施術内容をはっきりと示し、店舗によってはスタイリングや眉カットもまとめて案内するなど、初めてのお客様を迷わせない配慮があります。

落ち着いた照明、ひとりで過ごせる半個室、ネットで取りやすい予約システムなどのこまやかな気づかいが、美容室に不慣れな男性の緊張をほぐしてくれるでしょう。

初回のカウンセリングでは、写真を使ったり言葉で希望を聞いたりしながら「なりたい髪型」のイメージを共有します。髪質やクセ、朝のセットにかけられる時間まで丁寧に聞き取っていきます。この最初のやりとりは、店への印象やリピート意向を左右する重要な場面です。

こうして通いやすさを整えた店に、男性は何度も足を運びます。居心地のよさは、技術と並ぶ満足度の決め手です。緊張せずに過ごせた店には、自然にまた足が向きます。

 

メンズ美容師を目指すメリット

メンズを得意にすると、美容師としての将来はどう変わるのでしょうか?ここでは、メンズ美容師を志す価値について詳しく見ていきましょう。

 

美容師としての技術が身につく

美容師になるには、都道府県知事が指定する美容師養成施設で学ぶ必要があります。昼間課程なら2年以上学び、国家試験に合格したあと、免許申請と美容師名簿への登録を経て免許を取得する流れです。

学校ではカットだけでなく、パーマ、カラー、スタイリングなど幅広い美容技術を学び、学校によってはヘッドスパなども実習します。メンズで人気のフェードやツーブロックで差が出るのは、バリカンの技術です。放課後の自主練を重ねながら、少しずつ手に覚え込ませていきます。覚えることは決して少なくありませんが、どれも一生ものの力になるはずです。

そしてもうひとつ、大切なのが話す力です。「どう頼めばいいかわからない」。そんな不安を抱えた男性から希望を引き出していくのが、カウンセリングの役割になります。髪質に合ったシャンプーやワックスを選ぶ知識も、その過程で養われるでしょう。切る力と聞く力の両方がそろってはじめて、指名される美容師に近づいていけるのです。

 

収入の予測が立ちやすくなる

メンズを得意にすると、収入が読みやすくなります。男性は女性より短い周期で来店し、2025年の平均は約2〜3ヵ月に1回です。来店間隔が短いぶん売上も見通しやすく、経営する側からも歓迎されるでしょう。

また、メンズ専門店やメンズ特化型サロンの求人は、いま各地に出ています。Instagramでスタイルを発信すれば認知が広がり、予約サイトと組み合わせれば集客の武器になります。遠方から指名で通う常連を増やしていく働き方も、もう珍しくありません。

 

働き方の選択肢が増える

働く場所も選べます。「店に勤める」「面貸しで独立する」「フリーランスとして名前を売る」など、道はひとつではなく、得意分野をもつ人はどんな現場でも重宝されます。

積み上げた努力が指名という形で返ってくる職業は、そう多くはありません。

 

男性も女性もメンズ分野で活躍している

「美容師で食べていけるの?」という不安は避けては通れません。進路に迷う人がいちばん気になる点を、現場のリアルからお伝えします。

 

男性美容師の活躍する姿

いま、美容師の数は過去最多を記録しています。全国で57万人を超え、その数はいまも増え続けているようです。なかには「メンズ専門」や「メンズ特化」を打ち出し、多くの指名を集める男性美容師もいます。

働き方も実に多彩で、店に勤めるだけが道ではありません。面貸しやフリーランスでは、契約条件の範囲内で料金やメニューを設計できる場合があります。SNSやコンテストを通じて名前を広げる人もいます。

また、同性の美容師の方が、髪や頭皮、薄毛の悩みを相談しやすいと感じる男性もいます。こうした悩みに自然に寄り添えることは、男性美容師の強みのひとつになるでしょう。

 

女性美容師の活躍する姿

メンズを得意分野として活躍する女性美容師も、各地で見られます。なかには、彼氏や夫の髪型まで任され、家族ぐるみで通う客を抱える人もいるようです。骨格や髪質を見きわめる目に、性別は関係ありません。メンズ美容師として活躍できるかどうかを決めるのは、磨いてきた技術と、お客様への向き合い方です。

男性でも女性でも、道はしっかりと開けています。大切なのは性別ではなく、腕そのものだといえます。

 

メンズ美容室で選ばれる美容師へ一歩を踏み出そう

メンズ美容の市場はいまも伸び続けており、それを支える美容師の数も過去最多を更新しています。男性が店に求めているのは、まねしやすいスタイルと、通いやすい雰囲気です。その願いに応える力は、専門学校の2年間で土台をつくれます。

男性でも女性でも、自分の名前で勝負できる時代になりました。市場は伸びる一方で、担い手はまだ足りていません。追い風は、すでに吹いているといえます。まずは、学校のオープンキャンパスに足を運んでみてはいかがでしょうか。現場の空気を、自分の目で確かめてみましょう。

 

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